森ひかる選手のトランポリン動画「トリフィス」の採点方法は?
森ひかる選手の得意技「トリフィス」の動画は実に圧倒されます。森ひかる選手が行うほんの数秒のトランポリン演技なのですが、何度も何度も動画を繰り返し見てしまうのは私だけではないと思います。森ひかる選手が空中で泳いでいるかのように見入ってしまう「トリフィス」の技。詳しくみていきましょう。
森ひかる選手の得意技「トリフィス」とは?
森ひかる選手が、この「トリフィス」に初めて挑戦したのは小学校6年生の時と言ってます。
動画から分かるようにゆっくりとした時間の流れを感じますが、時計で刻むとわずか2秒間の演技だといいます。
前方に3回転して、最後に回転しながら身体を半分ひねって着地する。
これが、
「トリフィス」!!!
トリフィスの回転するとき、ひざを曲げて胸の前で抱え込むのが”タック”
そして次に出てくる膝を曲げない屈伸”パイク”
水泳の飛び込み競技でも同じように”タック””パイク”という名前で呼んでいます。
私、身体が硬いんですけど・・・(期待していませんよ~)(笑い)
トランポリンは子供の頃から遊び道具としてはありましたけど、競技としてのルールはどんなかんじなんでしょうかね。
トランポリン競技ルールと採点方法
競技用のトランポリンは100本を超えるスプリングが周りのフレームに結ばれていて、縦4.28メートル、横2.14メートルの「ベッド」と呼ばれる上で、競技を競い合うものです。
このベッドの上で10本のジャンプを連続して飛びます。
10本すをべて異なる技を披露するというのがルールです。
- 難度点
技の難しさ - 演技点
技の美しさ - 移動点
ベッドの真ん中に着地できるかどうかの正確さが問われる - 跳躍時間点
滞空時間の長さ
森ひかる選手等がトランポリンで飛んでいる高さは、およそ7メートルのところまで、ビルの3階部分まで達する演技です。
高所恐怖症の男性はお止めになった方がよろしいかと・・・。
そして、体重の10倍以上の負荷がかかる競技ともいわれます。
さらに詳しく調べてみると、1回の競技時間は20秒。
10本連続で飛びますので、そのときのエネルギーの消費量は、陸上競技300メートルをダッシュするのと同じぐらいのエネルギーを消耗するというわけです。
見た目よりハードなトランポリンの競技に森ひかる選手はいつ出会ったのでしょうか?
森ひかる選手のトランポリンとの出会い
優れた才能を持つ人は、ちょっとしたきっかけが始まりの起点になっています。
森ひかるさんもその中のひとりですね。
都内のスーパーの屋上にあった1回200円で7分間トランポリンが飛べるという遊戯だったそうで・・・。
このトランポリンは、森ひかる選手の心を奪ってしまうことに。
その後、トランポリンに魅せられ、地元のスポーツクラブに入門。
このとき4歳年上の双子の兄とトランポリンの不思議な魅力にがんじがらめになっていくのでした。
もちろん、兄とは仲良しでしたが、トランポリンの技については兄よりも上を常に目指していたといいます。
小学4年生で恐怖心と戦う
お兄さんとの競り合いで、ふとしたことから大きな怪我をしてしまった森ひかるさん。
それは小学校4年生の時だった。
トランポリンを練習していて、着地の時にバランスを崩してしまい、つい左手をついてしまって、骨を折ってしまいました。
それも簡単な骨折ではなくて、その時の様子を森ひかる選手は
「骨が粉々になっていて、神経の部分を挟んでしまったんですね。」
今でも残る傷跡を見ながら、
「長い傷痕は神経を傷つけないように、うまく外すために切ったところです」
「短い傷痕は、折った骨を支えるためのピンを3本入れたところです。」
このとき、神経が切れなかったのが不幸中の幸いだったと思ってます。
また、入院中に心が弱くなって、『トランポリンやめたい』と思ったことが何度もあったそうです。
そんなとき、病室の大人の人たちが「そんなことでやめたらアカン」と励ましてくれたのでした。
腕の治りも順調で退院することになって、兄を迎えにスポーツクラブに顔を出すと・・・。
森かおるさんは、そのときの様子を今でも覚えていて、兄が練習している横でトランポリンの上を歩いたりして、そのときの感覚がうれしくて、いまでも忘れないと。
都立高校から金沢学院高校へ母と二人三脚
森ひかる選手は、都内の都立高校に通っていました。
どうしてもトランポリンの競技に一点集中して、石川県の強豪校、金沢学院東高へ転校をきめました。
身体の成長も小学4年生とは比較になりません。
金沢学院東高には、2000年のシドニーオリンピックで、6位に入賞した丸山章子監督(現日本体操協会トランポリン女子強化本部長)が指導されていました。
東京の足立区内の自宅には父親と兄弟たち。
そして、森ひかる選手は、孟子三遷ではありませんが母親の美香さんと石川県金沢の住人に。
森かおる選手と家族の絆は、しっかりと結ばれていたのでしょう。
20歳のシンデレラの誕生がすぐそこまで・・・
トランポリン世界選手権女子個人優勝
竣工したばかりの有明体操競技場で、トランポリン世界選手権が行われ、女子個人決勝を制した森ひかる選手の笑顔が何度も何度も会場を明るくした。
東京オリンピック代表の内定をも決めた!!
「やばい、やばいです。マジで、って感じ、信じられない。本当にやばいです」
天真爛漫の笑顔は、喜びを隠さない素直なシンデレラだった。
日の丸を背中に持って、会場を飛び跳ねる森ひかる選手。
飾らない、底抜けに明るい、東京オリンピックの金メダル候補の誕生の瞬間でした。
トランポリン森ひかる選手のまとめ
トランポリンの競技ルール
10本連続で異なる演技をする
- 難度点
- 演技点
- 移動点
- 跳躍時間点<
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などで採点される。
森ひかる選手は、スーパーの屋上のトランポリンで遊びから目覚めた。
小学校4年生で、大きな怪我をするが、精神的にも克服して再度トランポリンにチャレンジする。
高校生のときに、足立区の高校から金沢学院東高に母親と二人でトランポリンに集中。
昨年、トランポリン世界選手権女子個人優勝し、東京オリンピックの内定を得る。
森ひかる選手の明るさがいいですね。
明るいのは素敵!!
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