マンション管理人の給料は安い？高い？仕事内容と比較してみた！

2022年1月18日

マンション内の清掃や日常の管理をする、マンション管理人の給料は安いのでしょうか？それとも高いのでしょうか？マンション管理人の人手不足がマンション業界で取り沙汰される中、マンション管理人を希望される方のために、気になる仕事内容と給料を現役管理人目線でチェックしてみました。

Contents

1. マンション管理適正化法がルール
2. マンション管理人の給料は安い？高い？　まとめ

マンション管理適正化法がルール

2001年8月1日にマンション管理適正化法ができました。
マンション管理適正化法ができる前は、建物内の所有権に関する区分所有法はありましたが、マンションの管理や修繕に関する規定やルールは存在しませんでした。

マンション管理適正化法によって、マンション管理人の仕事内容も細分化されていきました。
その中でも一律とはいかず、各マンションの管理組合によって仕事内容が異なるものもあります。

マンション管理の現場経験がある、ブログ管理人が現在の仕事内容と給料などを照らし合わせてみていきます。
まさか、そんな仕事まで･･･と思われる仕事もあるかもしれません。
自分のスタンスに合わせて仕事内容を掴んでください。

マンション管理人の仕事内容は？

マンション管理人の仕事は、基本的にはマンション内の居住者の安全を守ることです。
マンション内の居住者間のトラブル回避や日常生活で、心地よく暮らせるよう管理することです。

マンション管理人の仕事内容は大きく分けて次の4つがあります。

受付業務や設備備品の補充

居住者や来客者の受付対応（管理室受付での対応１日2～3時間）
共有スペースの消防設備、照明器具（交換作業）
郵便受けや掲示板等エントランス内設備点検（掲示板張替え）
植栽の目視点検（枝折れなど）
庭木などの剪定の立ち合いもあります。
植栽等に関しては、剪定作業などは一切行いません。
ただし、管理会社の契約内容にもよりますので確認は必要です。

清掃作業

廊下、階段、エントランス、ゴミ置き場などの共有部分の清掃・整理・整頓です。
管理人の仕事として、住人が一番求めている清掃作業です。

住人は廊下など共有部分の清掃は一切行いません。
理由としては、隣とのトラブルを避けるためです。
（うちは毎日廊下を履いているとか）

最近増えているのがゴミ置き場の24時間使用、いつでもゴミを廃棄することができるマンションです。
住人にとってはストレスはありませんが、マンション管理人にとっては仕事量が増える悩みの種です。

マンション管理組合の補助的な仕事

管理組合の補助業務があります。
管理組合の理事会・総会などの事前準備（場所予約）や当日の補助的業務（テーブル・椅子などの設置）があります。
理事会にマンション管理人が出席を求めるマンションもあります。

マンション住人とのコミュニケーションを図る

住人とのコミュニケーションは、マンション管理人の重要な仕事です。
朝・昼・晩と違った挨拶ですが、スムーズになるにはやはり経験ですかね。

上記の内容は、マンション管理人の仕事として一律ではありません。
管理会社によっていろいろな契約をしていて、受付対応や清掃が分離されているなど、管理人は清掃作業は一切行わず、清掃員がすべて行うといったマンションもあります。

マンション管理が未経験の人でも、3ヶ月もすれば自然と覚えていきます。
考えても無理なので、現場で経験することでマンション管理人の仕事が分かります。

マンション管理人のお給料は？

パートタイマーの場合は、最低賃金900円～都内であれば1､050円といったところですね。
月給ですと、概ね100,000～160,000円前後が相場です。

雇用形態では「契約社員」「パート・アルバイト社員」が用意されています。
ブログ管理人の経験上では、パート・アルバイトは給料が安くなります。

できることであれば、求人欄に「契約社員」と書かれているところに応募しましょう。
契約社員は休日・祝日に無関係で一定の月額給料が支払われます。

パートタイマーの場合は、祝日が多くなれば給料は減額となります。

マンション管理人に必要な資格は？

マンション管理人には資格は必要ありません。
性別不問、無資格、未経験、年齢不問、学歴不問といった内容で求人されています。

マンション管理人には求められていない資格で、「マンション管理士」や、「管理業務主任者」などの資格があります。
みなさんマンション管理人に必要な資格と勘違いして、必死に勉強している人もいます。
これらは、マンション管理会社の社員が必要な資格です。
マンション管理人には必要ございませんので肩の力を抜いてください。

マンション管理人の定年は何歳まで？

実際に働ける年齢は、75歳定年となっています。
管理会社によっては、健康であれば1年契約で延長する会社もあります。

以前は65歳が一応決まっていましたが、現在はマンション管理人が少なくなって75歳まで延長されました。

年齢では決められない個人差（若さ）がありますので、健康な人は年齢は無関係に働けます。
健康が第一といのが決まりです。

マンション管理人に向いてる人？

全体の和を考えられる人。
他人のことが気にならない人。
ホテルマンのようなサービス精神がある人。
明るく、誠実に住人と接するコミュニケーション力をもった人。

プライベート時間も計画的に時間設計ができる人。
マンション管理人の仕事以外に別枠の楽しみがある人。
マンション住人からの苦情等を整理して、管理会社やマンション理事会に穏やかに伝えることができる人。