巨人の増田がピッチャー経験者であっても使っちゃダメ派の意見
徳島県の小松島高3年夏以来、9年ぶりのマウンドに立った増田大輝選手。球速は136~138kmのスピードは内野手としては圧巻でした。ところが増田大輝選手を起用した原監督の采配を巷では賛否両論が展開されました。今回は内野手増田選手の起用に反対する意見だけを纏めてみました。
増田がピッチャー経験者で巨人の伝統が消えた!
原監督が〝投手・増田大〟采配批判に猛反撃!「ジャイアンツの野球ではやってはいけねえんだとか…」 https://t.co/dSjwEOhLTi
— menemene991 (@menemene991) August 11, 2020
象徴的だったのが2006年6月10日の交流戦、ロッテ―巨人戦だ。この試合で巨人はサヨナラ負けを喫するのだが、9回無死一塁で、ワトソンの放った打球は右翼を守る亀井の頭上を越え、一塁走者が長駆ホームインしてサヨナラ。ここで亀井は観念して打球を追うのをあきらめてしまったように見えたため、試合後に西岡良洋外野守備走塁コーチが亀井を叱責した。理由はもちろん「ゲームセットの瞬間まで絶対にあきらめてはいけない」からだ。
だから巨人では「捨てゲーム」という感覚はありえなかったし「球場に観戦に来るお客さんは、それが一生に一度かもしれない。そんなお客さんのためにも最後まで全力でプレーしなくちゃいけない」という思想は、長嶋監督から松井秀喜までしっかり受け継がれていた。ある意味「投手・増田大」には、お客さんは喜んだかもしれないが…。勝負を捨て、伝統を捨てた今回の采配には寂しい思いがした。
今季はコロナ禍で過密日程となる異常なシーズン。投手陣の負担はなるべく減らしたいのもわかる。とはいえ…。誰よりも巨人軍の伝統を愛してきた原監督だけに、その決断は周囲が考えるよりもはるかに重い。
引用元: 勝負を捨てた原監督
「球場に観戦に来るお客さんは、それが一生に一度かもしれない。そんなお客さんのためにも最後まで全力でプレーしなくちゃいけない」という思想は、長嶋監督から松井秀喜までしっかり受け継がれていた。
この記事に私は共感します。
すべてのプロスポーツで言えることです。
プロの勝負をみるために、一般人は生活費の中から貯金をして、憧れをもって試合会場に足を運んでいます。
もし、自分が購入したチケットが今回のような増田大輝選手が登板するような試合だったら、悲しいことです。
プロの勝負を見に来ているお客さんがいて、プロ野球という組織は成り立っているのに、基盤となるお客様の立場を考えなければプロ野球は自然と淘汰されてなくなるでしょうね。
勝敗の数字だけを計算して、リーグ戦を組み立てるのであれば、消化試合は手抜きってことですよね。
今回の巨人の増田(ピッチャー)起用は、完全に捨て試合で手抜き試合ですね。
リーグ全体からみれば、優勝するための手段としては、間違っていません。
でも、その捨てゲームに当たったお客の気持ちは切り捨ててしまうのでしょうか?
JリーグでもBリーグでも、捨てゲームを続ければお客さんは減っていきます。
それをしないために、プロはプロとしての誠意あるゲームをお客に見せるべきですよね。
メジャー経験者のダルビッシュや上原投手が、原監督を支持するというのは、プロ野球選手側から思うことであって、野球ファンの立場からではありません。
野球を愛するスポーツ少年に「8回で11点差は諦めてもいい」とおしているようなもの。
「野球は9回裏の2アウトからが始まり」と・・・
私のチームの監督さんは教えてくれましたけど・・・。
巨人の増田(ピッチャー)起用に伊原春樹氏「原監督は調子に乗った」
ただ、野手がマウンドに上がることは巨人では異例中の異例とあって、ネット裏の評論家からは、原采配に〝異〟を唱える声が噴出した。
原監督のもとでヘッドコーチを務めた経験のある本紙専属評論家の伊原春樹氏は「考えられない。私がベンチにいたら、原監督とケンカをしてでも絶対にやらせなかった。これはダメ。調子に乗ってどうにかしちゃったとしか思えない。巨人の伝統的な戦い方からはかけ離れている」と思わず絶句した。
というのも巨人には、川上監督時代から継承されてきた「絶対にゲームセットの瞬間まで試合をあきらめてはいけない」という伝統的な教訓があり、どんなに大差がついた試合でも、試合途中であきらめるようなプレーをした選手には、厳罰を下されてきたからだ。
「確かにメジャーでは、投手を無駄に使いたくないから野手を投げさせるケースはある。それにしたって、とんでもなく長い延長戦になった場合や、投手が足りなくなった場合でしょう。ここは日本ですし、イニングだって8回。まだ4人も投手が残っている。話題作りをしたかったのかもしれないが、なにより試合をあきらめてしまったことが、巨人というチームではよろしくない。0―11では、そりゃあ負けですよ。でも、巨人でそれをやっちゃあダメなんです」
引用元: 巨人 増田起用にOB糾弾
巨人の古いOBたちの声で片付けてしまっては、プロ野球の崩壊につながることを覚悟しなければなりません。
ゲームというのは、相手があってこそ成り立つスポーツですよね。
相手をリスペクトしない監督は、必ずどこかで大きなミスを犯すにちがいありあません。
ゲームでは負けていても相手に対してやってはいけないことがあるからです。
巨人 増田が(ピッチャー)として経験があったとしても、やっちゃだめ!
王道を歩んでいくべきです。
巨人というプライドを持ち続けてほしいものです。
巨人OBの江川卓氏は犯してはいけないプライド
「これは、バッテリーを経験した人と、野手を経験した人では全く意見が変わります。バッテリーを経験した人は『ノー』です。受け入れられない。野手を経験した人は、今年は特殊で連戦が多いので、リリーフピッチャーを楽にしてあげようという気持ちも大きいので、これはいいんじゃないのという意見があると思います。どっちが正しいということじゃなくて、出身によって意見が変わるという…」と語り、江川氏自身も投手出身ということで反対の姿勢を見せた。
その訳として「やっぱりピッチャーはピッチャーで、ずっと苦しい思いをしてやっている。やはり、野手が上って来るのには抵抗がある。でも、野手はいつもピッチャーにお世話になっているので、そういう時は助けてあげたい、という気持ちがあるということですね」と説明。
引用元: 江川氏は投手経験者として「ノー」
巨人の増田がピッチャー経験者で・・・まとめ
巨人増田大輝をピッチャー経験者として使った原監督への賛否両論についての捉え方は一つであるべきですね。
それは、プロ野球を愛するファンが満足してくれるゲームであることが一番です。
勝ち数の勝率に拘って、最終的にチームが優勝すればいいというものではつまらない試合になってしまいますよね。
負けそうなゲームは、二軍、三軍の選手の練習試合になってもいいわけですからね。
私は、あの偉大なイチロー選手が最後に残した言葉、
「みんなで楽しめる『草野球』がしたい」でした。
すべて数字に管理された野球は、面白くないということですよね。
勝つために、野手を使って、ピッチャーを温存する。
そして、最終的には優勝する?
これって、日本人が求める「正々堂々」の精神に反しますよね。
巨人軍は堂々と戦って優勝という結果を残すべき集団なのです。
他の球団も同じ「正々堂々」の精神で勝負していることは間違いありません。
スポーツだと思いますけどね。
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